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産業技術大学院大学(公立大学法人 首都大学東京) 情報アーキテクチャ専攻 Web版InfoPress [社会人大学院][東京都品川区][IT]

InfoTalk#92「IT業界におけるコミュニティの重要性と関わり方」(2016/8/19)

InfoTalkは,ICT関連の熱い技術,面白い活用等を取り上げ,いろいろと議論したりする場(勉強会&交流会)です。2008年の12月の第1回から第三金曜に定例で開催してきました。来月8月の第92回は、日本UNIXユーザ会幹事の法林氏に「IT業界におけるコミュニティの重要性と関わり方」と題して講演をしていただきます。

講師: 法林 浩之 氏=日本UNIXユーザ会 幹事、さくらインターネット株式会社 コミュニティマネージャー
概要: IT業界においては、古くから同好の士によるコミュニティが形成され活動がなされてきたが、インターネットとソーシャルメディアの普及によりその活動が促進され、現在の日本はITコミュニティ大国と言ってもよいほどの活況を呈している。今回は、このような状況を概観するとともに、講師の25年以上におよぶコミュニティ活動経験から得た、活動することの意義、参加および運営の心構え、企業から見たコミュニティとの付き合い方等、コミュニティに関する雑多な話題を展開する。

参加申し込みは以下から御願いします。

InfoTalkは開かれた無料の勉強会です。産業技術大学院大学の関係者以外の御参加も歓迎いたします。是非ご参加下さい。懇親会(希望者のみ)は実費1,000円いただきます。

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研究業績一覧 2016/6-7月期

情報アーキテクチャ専攻の教員の2016年6-7月期の研究活動をまとめます。

論文

学会発表

講演等

JTF2016: July Tech Festa 2016 (当日編)

JTF2016

先の週末7/24に、今年で4回目にあたる「ITエンジニアリング夏の祭典」JTF2016(July Tech Festa 2016)が開催され、多くの皆さんに来学いただきました。第1回のJTF2013年のときは参加者が300名程度のイベントでしたは、ありがたいことに次第に知名度があがり、参加者数も、協力いただける企業等も次第に増加し、今回は500名以上の皆さんにご参加いただきました。

JTF2016では40以上の講演を設定し(会場は300名級から10名程度の部屋まで最大9会場で同時に行われます)、前日までに450名以上の参加申し込みをいただきました。今回は当日の様子を取り上げます。

当日

受付が始まったころ。まだ余裕あり。 f:id:aiit-isa:20160728121445j:plain f:id:aiit-isa:20160728121947j:plain

基調講演が始まるころにはだいたい席が埋まりました。立ち見が出る程度だったので、若干席を増設しました。 f:id:aiit-isa:20160726115816j:plain

いくつかの会場 f:id:aiit-isa:20160726115830j:plainf:id:aiit-isa:20160726115835j:plainf:id:aiit-isa:20160726115838j:plainf:id:aiit-isa:20160728123916j:plain

■ 弁当
JTFでは弁当及び飲み物を提供しています。今回はbento.jpさんに御願いしました。今年は以下の5種類です。 バゲットサンド f:id:aiit-isa:20160726115843j:plain サラダボール f:id:aiit-isa:20160726115848j:plain 生姜焼き弁当 f:id:aiit-isa:20160726115854j:plain 豚しゃぶ弁当 f:id:aiit-isa:20160726115851j:plain 照焼き弁当 f:id:aiit-isa:20160726115858j:plain 冷たい飲み物も準備しました。 f:id:aiit-isa:20160726115821j:plain

酒森先生に昼食時間に食堂で大学院案内をしてもらいました。

■ 懇親会 懇親会はハートンホテル東品川で行いました。 f:id:aiit-isa:20160728122448j:plainf:id:aiit-isa:20160728122626j:plainf:id:aiit-isa:20160728122642j:plain

準備編

JTF2016: July Tech Festa 2016 (準備編)

JTF2016

先の週末7/24に、今年で4回目にあたる「ITエンジニアリング夏の祭典」JTF2016(July Tech Festa 2016)が開催され、多くの皆さんに来学いただきました。

第1回のJTF2013年のときは参加者が300名程度のイベントでしたは、ありがたいことに次第に知名度があがり、参加者数も、協力いただける企業等も次第に増加し、今回は500名以上の皆さんにご参加いただきました。 JTFは、イベント会社に委託するのでは無く、関係スタッフたちが自分たちで準備して開催しているイベントです。 各種の準備自体は1月ごろから、発表内容の決定、Webサイトの構築等いろいろ進めてきました。 最後は当日及び当日開場前の準備です。今回は準備の様子を取り上げます。

前日準備

■ メイン会場(ホールA)のスクリーン上の横断幕の取り付けの様子(デザインから取り付けまですべてを担当する山崎社長) f:id:aiit-isa:20160726115444j:plain 取り付け完了。あとは上に上げるだけ。 f:id:aiit-isa:20160726115456j:plain

タペストリの設置 f:id:aiit-isa:20160726115503j:plain 左からAIIT、ワークスアプリケーションズミスリルスポンサード)、JTF2016。 横断幕とタペストリの作成はHappyPrinters(原宿)の堀江織物に御願いしました。 AIITのタペストリは3年前に作ったものの使い回しですから、よくみると、だいぶ傷んでいます。

■ スタッフ及び講師のポロシャツ f:id:aiit-isa:20160726115521j:plain 赤がスタッフ、黄が講師。

■ 菓子類 f:id:aiit-isa:20160726115531j:plain 担当者の嗜好で、ジャンクフードばかり。

■ 袋詰め f:id:aiit-isa:20160726115546j:plain f:id:aiit-isa:20160726115535j:plain 各種の資料、ノベルティグッズの袋詰め作業。600組を手作業で行いますので、相当の重労働です。

■ だいたい完了 f:id:aiit-isa:20160726115609j:plain ホールAの約300の椅子を設置するのも本当は重労働です。今年は、今回は幸運にも前のイベントで設置された椅子を残してもらいましたので、微調整で済みました。

当日準備

だいたいの準備は前日までに終わっていますが、当日早朝の準備も若干残っています。

■ 企業ブースの設営 f:id:aiit-isa:20160726115618j:plainf:id:aiit-isa:20160726115622j:plain f:id:aiit-isa:20160726115708j:plain

■ Pokémon GO(ルーアを設置し、ポケモンを集める) f:id:aiit-isa:20160726115739p:plainf:id:aiit-isa:20160726115805p:plain

ピカチュウ(スタンプラリーの最後に設置) f:id:aiit-isa:20160726115648j:plain

■ 飲物類(諸般の事情で新しいプールを買いに行く必要が生じ・・・) f:id:aiit-isa:20160726115714j:plain f:id:aiit-isa:20160726115821j:plainf:id:aiit-isa:20160726115827j:plain

■ 早くも来場者が。。。 f:id:aiit-isa:20160726115629j:plain

当日編

Pokémon GO

Pokémon GO

米国等では7/7に公開され、話題を独占していたPokémon GOが、昨日7/22午前に日本でも公開されました。

■ 公式サイト Niantic社(Pokémon GO及びIngressを開発したGoogleの関連会社)

当然のように日本でも話題独占し、昨日はFacebookのタイムラインは概ねPokémon GOの話題で、サーバも早速落ちた模様です。

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明日は、本学で「ITエンジニアリング夏の祭典」JTF2016(July Tech Festa 2016)が開催され、多くの皆さんが本学に来学されますので、Pokémon GOの基礎知識と、本学付近でのポケストップ事情等を取り上げたいと思います。

JTFには参加チケットが必要です。参加チケットは以下から入手ください。当日チケットは割高ですから推奨していません。

参加チケットには弁当、飲物、菓子類が付きます(ただし、夏季に付き、弁当の提供は13時まで)。

ポケストップ事情

Pokémon GOでの本学付近の様子はこういう感じです。

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Pokémon GOでは、実在する建物、銅像、自然物等のランドマークに関連付けられたポケスポットでモンスターボール等のアイテムと経験値を入手し(無料)、遭遇したポケモンをこのモンスターボールで捕獲し、・・・という感じでゲームを進めていきます。 ポケスポットはあちこちに本当にたくさん設定されていますが、Niantic社によるPokémon GOの前作であるIngressのポータルの情報が流用されています。Ingressでは、Ingressで遊ぶと同時に、実在する建物、銅像、自然物等のランドマークに相当するポータルを登録することができるので、いまままで、ありとあらゆるランドマークがポータルとして登録されています。次の図は本学付近のIngressポータルです。

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しかし、すべてのポータルがポケスポットに流用されている訳では無く、若干近すぎるものは間引かれている模様です。本学付近のポケスポットを黃でマークしてみました。本学には先人の功績により8個のIngressポータルがあるのですが、うちポケストップとして使われているのは5個のみです。若干間引かれているにしろ、本学付近はある程度ポケストップ及びIngressポータルが密集していますので、是非ご活用ください。当日はルアーを指しときます。また、JTF2016懇親会場であるハートンホテル東品川前にもポケストップがあります。

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赤でマークしてあるのは「ジム」で、レベルを5以上にあげると、このジムでポケモン同士のバトルができる場所です。

豆知識から裏技まで

ピカチュウ入手(開始時のみ)

最初はご存知だと思いますが、Pokémon GOの開始時にピカチュウを入手する小技です。Pokémon GOを開始すると、初期ポケモン候補として既定の3種類のポケモンが現れます。ガイダンスではモンスターボールでこのうちのどれかを捕獲するように言われます。

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しかし無視して移動します。すこし移動すると、さきの3ポケモンが再び近くに現れます。捕獲するように言われますが、無視して移動します。これを何度か繰り返すと、第4のポケモンとしてピカチュウが現れます。

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ポケモンボールを使ってピカチュウを捕獲しましょう。

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無事捕獲できました。

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ご参考までに、ピカチュウの巣は新宿区と渋谷区の境界に位置する新宿御苑にある模様です。2匹目以降のピカチュウの捕獲には新宿御苑詣が効率的です。

ポケスポット

Pokémon GOでは、ポケスポットからモンスターボール等のアイテムと経験値を無料で入手することができますが、ポケスポットはアイテムを入手すると、紫に変わります。再度、アイテムが入手できる状態に戻るには5分かかります。5分で回れる範囲にポケスポットが乱立している場所を発見し、何度も回れば無料でアイテムが入手することができます。

足跡

画面右下のポケモンの足跡はポケモンとの距離をざっくりと示しています。ポケモンがすぐ近くにいるときは足跡が表示されません。ポケモンとの距離に応じて足跡は1つ、2つ、3つと増加し、3つのときは概ね200m以上離れています。(この機能は現在若干動作が怪しい模様)

捕獲率

遭遇したポケモンモンスターボールで捕獲します。ポケモンの捕獲画面で表示されるターゲットリングが小さいときのほうがボールが当たる確率があがります。最初のうちはAR機能が嬉しいのですが、実際は右上のスイッチでAR機能を切ったほうが精度が上がります。また、ターゲットリングは捕獲率によって緑(易)、オレンジ、赤(難)に変わります。この捕獲率はボールが当たったあとの捕獲率です。

簡易版IngressとしてのPokémon GO

Ingressでの経験があると、すこし遊んでみるとPokémon GOはIngressの簡易版だと気が付きます。Ingressでは、Link、MOD、Resonator、CF、MU等があり、またポータルもUPV、UPC等であちこちのポータルまで行く楽しみがありましたが、Pokémon GOではこのあたりの難しいというか凝った仕組みはざっくりと削除され、簡単に遊ぶことができるように仕組みが設計されています。今後新しい仕組みが設定される可能性もあるのですが、Ingressで遊んでいた皆さん、は面白みがすこし減っていると感じる気がします。

気を付けましょう

いくつかの大学、神社等、Pokémon GOが禁止されている場所があります。歩きスマフォでのプレイも危険です。まわりの通行者に迷惑がかかることがあります。 節度ある行動でPokémon GOを楽しんでください。

講演「ゼッタバイト時代を視る」(2016/8/20)

講演「ゼッタバイト時代を視る」

8/20土曜の大学院説明会#6では、本学・専攻・入試要項等の説明に先立ち、当情報アーキテクチャ専攻の中野美由紀教授に「ゼッタバイト時代を視る」と題して講演いただきます。

■ 概要 

社会が生み出すデジタルデータが爆発的に急増する中、「ビッグデータ」というキーワードが近年、脚光を浴びている。ウェブを例にとるまでもなく、我々の身近においてデジタルデータは常に増大し続けており、2020年には40ゼッタバイトを超えると想定されている。ゼッタバイト時代においては、溢れるデータの中から必要なデータを単純に探しだすに留まらず、探し出したデータを有用に利用するために新たな付加価値が求められている。すなわち、新たな情報が創造され、発信され,ビッグデータ時代とは価値ある情報の再生産による「超スマート社会」の出現に他ならない。大規模コンテンツ流通時代において、情報として何が起き、何が問題となり、その未来に向けた技術とは具体的に何か、簡単に紹介する。

補足: 情報の単位に英数字1文字に相当するバイトがあるが、ゼッタバイト(ZB)は270=1,0247=1,180,591,620,717,411,303,424バイトのことです。私達が普段使うギガバイト(GB)が230ですが、さらに大きい大きさを表現する単位として、テラバイト(TB)が240ペタバイト(PB)が250、エクサバイト(EB)が260です。ゼッタバイトの次はヨタバイト(YB)で270です。

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大学院説明会#6(8/20)の詳細

■ 日時・場所等

■ 内容

  • 講演「ゼッタバイト時代を視る」(13:00-)
  • 大学、研究科、各専攻、カリキュラム(14:00-)
  • 入学試験(10月及び4月入学)
  • キャンパスツアー
  • 質疑応答・個別相談
  • 情報アーキテクチャ専攻から飛田准教授が専攻説明で、中野教授、中鉢准教授が質疑応答、個別相談で出席します。

■ 参加申し込み

参加申し込みは以下URLから御願いします。

大学院説明会

平成28年10月及び平成29年4月入試に対する夏季(6-8月期)の本学大学院説明会を以下の日程は以下の通りです。

  • 6/25(土)13:00〜(出席教員: 小山、瀬戸、松尾)
  • 7/6(水)19:30〜(出席教員: 小山、飛田、戸沢、嶋津)
  • 7/16(土)14:00〜(出席教員: 小山、松尾、成田)13時から講演あり
  • 7/28(木)19:30〜(出席教員: 小山、飛田、瀬戸、成田)
  • 8/10(水)19:30〜(出席教員: 酒森、嶋津、飛田)
  • 8/20(土)14:00〜(出席教員: 飛田、戸沢、中鉢)13時から講演あり
  • 8/25(木)19:30〜(出席教員: 小山、中野、中鉢)

大学院説明会に関しては、こちらもご覧ください。

IoT×AI×インフラアイデアソン with IdeaHubハンズオン(JTF2016)

IoT×AI×インフラアイデアソン with IdeaHubハンズオン

7/24日曜に本学で開催されるJuly Tech Festa 2016(JTF2016)で、IoT×AI×インフラアイデアソン with IdeaHubハンズオンを行います。 「IdeaHub」は、当情報アーキテクチャ専攻の小山研究室PBLが開発した、アイデアを蓄積・協創するためのアイデア集約プラットフォームです。

IoTやAIの最新技術に興味がある皆さん、アイデアソンやハッカソンに参加したことはありますか?
私たちはそういったイベントで活躍する、アイデアに対するパラダイムシフトをもたらすプラットフォーム「IdeaHub」を開発しています。JTFでは沢山の講演が行われますが、ほとんどは皆さんへのインプットですよね。そこで、私たちは、皆さんからのアウトプットの場を作りました。ここでは、「IdeaHub」を使いながら、JTF2016のテーマに沿ったちょっとしたアイデアソンを行います。気軽にふらっと立ち寄って、知りたての知識を活用できる空間です。PC・スマホを持参して是非ご参加ください。

  • テーマ: IoT・AI・インフラ × 医療

  • 日時: 2016/7/24日曜 11:15-17:00

  • 場所: JTF2016 H会場 → 産業技術大学院大学(東京都品川区東大井1-10-40)2F 259教室

  • Session 1: 11:15-12:00
    IdeaHubのご紹介
    ミニアイデアソン

  • Session 2: 13:00-13:45
    IdeaHubのご紹介
    ミニアイデアソン
  • Session 3: 14:00-14:45
    IdeaHubのご紹介
    ミニアイデアソン
  • Session 4: 15:15-16:00
    IdeaHubのご紹介
    ミニアイデアソン
  • Session 5: 16:15-17:00
    IdeaHubのご紹介
    ミニアイデアソン・投票

IdeaHubへのアイデアの登録はウェブから行います。 ハンズオンに参加した後に浮かんだアイデアも、ほかの講演の聴講中に思いついたアイデアも是非登録してください。 最後のSession 5の時間帯に、皆さんが登録したアイデアへの投票を行います。こちらもウェブから可能です。 Session 1~4に参加された方は、この時間帯に改めて来場いただき投票していただいても、ウェブから投票していただいてもかまいません。

JTF 2016

次の日曜7/24、ITエンジニア夏の祭典JTFが今年も本学品川シーサイドキャンパスで開催します。 JTFは今年で4回目です。

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小山研究室PBL Public Review

情報アーキテクチャ専攻の小山研究室PBLは月例の報告会をPublic Reviewと称し、在学生、修了生、一般の皆さんに公開しています。

■ PR4

■ PR3

ダウンロード版の募集要項

大学院説明会

今年度はまだ2回目の大学院説明会を開催したところですが、大学院説明会にいらしゃっていただいた皆さんには大学院案内のパンフレット、募集要項、入試の過去問題等、諸々一式が収められた手提げ袋を差し上げていますので、今後も何回か開催しますので、よろしければ是非ご参加ください。

資料請求

業務多忙等で、大学院説明会に来ることが出来無いが資料が欲しい場合は以下から資料を請求することで、大学院案内のパンフレット及び募集要項を入手することができます。 また、宛先をinfo@aiit.ac.jpまでメールしていただいたり、03-3472-7831まで電話をいただいたりしても大丈夫です。

募集要項のダウンロード

募集要項は以下からダウンロードすることができます。

祇にペンで書くよりはPCでExcelに対して打ち込んでいくほうが楽だと思いますので、申請書類はExcelファイルで準備してもらいましたので、「申請書類一式」のリンクからダウンロードしてください。ただし、一般入試、社会人対象特別入試等の入試の種類によって、ファイルが若干違いますので、気を付けてください。

また、ペンで書くよりは楽だと思いますが、この手の書類は悲しいことに名前等の同じ内容の項目がいくつかあります。これを当然嫌だと思います。若干でも皆さんの負担を軽減できるように、入力シートを準備する等、申請書類のExcelファイルをすこし工夫してもらいました。100%の出来ではありませんが、すこし楽ができると思いますので、是非ご利用ください。次の図に示す「入力シート」に情報をいれれば、複数の申請書類ができあがります。

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また、ご参考として記載例も準備してみました。補足すると、中退の場合は学歴の欄に「〇〇大学(中退)」等と書いてください。職歴の欄で、現職のところは終了欄を空欄のままにしてください。

入試日程

平成28年10月及び平成29年4月入試の日程は以下をご覧ください。

1969年の話

1969年生まれの皆さんはもうすこしで50歳、正確には今年で47歳です。1969年は、くしくもUnixARPANETが産声をあげた年です。

  • Unix: 現在のOSの1つの起源
  • ARPANRT: インターネットの起源

また、1969年には米国のアポロ11号で歴史上初めて人類が月面に到達した年でもあります。ソフトウェア危機、ソフトウェア工学という言葉が広まったのが`1968年、インテル集積回路による4004 CPUを開発したのが1971年であり、現在のITを実現するハードウェア、ソフトウェアはこの頃から急激に発展を遂げていきます。今回は1969年のアポロ11号の誘導ソフトウェアのソースコードGitHubに公開されていたので、この話題と、1969年ということで折角だからUnixARPANETの話も書きたいと思います。

アポロ11号

アポロ11号は1969年7月20日に人類初の月面有人着陸を果たしました。アポロ11号には誘導・制御のためにAGS(Apollo Guidance Computer)が搭載されていました。AGSの性能はファミコンの1/10とも言われています。AGSのDSKYインタフェースは次の写真の通りで時代を感じます。

■AGS(Apollo Guidance Computer)のDSKYインタフェース http://www.lakecountyspaceport.com/image/71506937.jpg

これで本当に月面着陸できたのでしょうか。すごいですね。アポロ陰謀論が出てくるのも頷けます。

AGSの誘導ソフトウェアのソースコードは以下のGitHubで公開されています。

ソースコードアセンブリ言語で書かれていますので、拡張子は.sです。MS-DOSの時代には.asm等が使われることもありましたが、Unixでも.sが使われます。当時の高級言語FortranCOBOLLisp、BAISCぐらいの頃ですから、何も根拠はありませんが、.sはソースのsに由来しているでしょうか。

関連記事はこちら。

Unix

Unixの開発は1969年に始まりました。1971年当時のV1のソースコードは以下で参照することができます。

■ V1(1971年)
http://minnie.tuhs.org/cgi-bin/utree.pl?file=V1

当時の開発マシンは次の写真のPDP-11です。ディスプレイが無いことに気が付きましたか。このころ、ブラウン管のディスプレイというか端末が無かった訳ではありませんでしたが、まだ珍しい頃です。VT100の初期型のVT05が登場したのが1970年です。したがって、Unixの各コマンドは概して寡黙ですが、寡黙である理由はこの環境に起因します。

https://goo.gl/jY8R4F

また、Unixは移植性の高いOSという評判でしたが、Unixの移植性が高い理由は以下の3段階に区切ることができます。

  • 1973年: V3は、C言語高級言語)で書かれ、ソースコードが配布されていた。
  • 1988年: 4.3BSD-Tahoeで、ハードウェア依存コードが整理された。
  • 1989-1995年: NET/1から4.4BSD-Lite2で、AT&T Bell Labs由来のコードから独立したコードを配布する努力が行われた。

要するに現在の感覚での移植性の高さが実現されたのは1988年以降ですが、当時の移植性の高さという評判は、C言語という高級言語で書かれ、ソースコードが事実上公開されていたということだけによってもたらされ、しかし、結果として、Unixは各種のハードウェアに移植されました。

しかし、V1はまだAGSのコード同様、アセンブリ言語で書かれ、拡張子は.sです。1992年にはC言語が開発され、V2のいくつかのコマンドはC言語で書かれてます。

■ V2(1972年)
http://minnie.tuhs.org/cgi-bin/utree.pl?file=V2
■ 実装に関するドキュメント(1972年)
http://minnie.tuhs.org/Archive/PDP-11/Distributions/research/Dennis_v1/PreliminaryUnixImplementationDocument_Jun72.pdf
■ The Evolution of the Unix Time-sharing System(1979年)
http://www.read.seas.harvard.edu/~kohler/class/aosref/ritchie84evolution.pdf

Unix及び関連OSのソースコードは以下から参照できます。AT&T Bell Labs由来のいわゆるResearch Unix以外に、BSD4.4等の各種BSDOpenSolarisMinix、Xinu、Linux等のソースコードも参照できます。

■ The Unix Tree
http://minnie.tuhs.org/cgi-bin/utree.pl

実際にUnixソースコードを眺めたいというのであれば、「Lions’ Commentary on UNIX」等の教科書が存在するV6ぐらいが手頃ですが、

Lions’ Commentary on UNIX (Ascii books)

Lions’ Commentary on UNIX (Ascii books)

V5のコードも、K&R以前のCを感じることができて趣があります。

■ V5のchmod.c
http://minnie.tuhs.org/cgi-bin/utree.pl?file=V5/usr/source/s1/chmod.c

ARPANET

現在のインターネットは約50億台の機器が接続され、現代社会に欠くことが出来無い情報インフラとして一般に広く普及していますが、 インターネットの起源として参照されるARPANETは、1969年に米国西海岸の4大学(UCLA、SRI、UCSB、Utah)の4台が相互接続されたことから始まりました。

http://www.thocp.net/reference/networks/pictures/1969_4-node_map.gif

現在のプロトコルTCP/IPですが、当時のプロトコルはNCP、速度は50Kbpsでした。現在、インターネットはまさに各社のハードウェア、OS、ソフトウェアが混在するヘテロジニアス環境ですが、ARPANETは1969年当時から3社4機種のヘテロジニアス環境から始まっています。

また、インターネット発展の過程ではBSDUnixが深く関係し、また現在でもインターネット基盤にはBIND等のBSD起源のソフトウェアが多数使われています。このあたりの話はまた次の機会に。

附属図書館 新着図書

新着図書

現在、本学附属図書館の蔵書は20千冊程度です。すこし振り返ってみたら2010年の夏頃の蔵書は12千冊でしたので、月に100冊程度新しい図書を買い足している計算です。新着図書はゲートから入館し、正面右のところの可動式のブックトラックに置かれています。月に1度は図書館に来館し、新しい発見を探してみるといいと思いますが、新着図書は「Booklog」でも確認できます。

■ 2016/4新着図書 Booklog

■ 2016/6新着図書 Booklog

今年度は、IoT、AI、イノベーション、デザイン等の図書が比較的目に付きます。

情報アーキテクチャ専攻 教員執筆の書籍(まだ作業中の模様)

附属図書館の外部開放

本学附属図書館は,地域企業(東京都及び京浜地区等)の技術者の皆さんにも開放されています。専門書の貸出もしています。平日は23時まで、土曜は19時まで利用できます。

7-9月の開館スケジュールはこちらを参照ください。8月、9月は蔵書点検による休館、本学入学試験による入構制限等がありますので気を付けてください。