事業アーキテクトコースの新設
文部科学省「高度人材養成のための社会人学び直し大学院プログラム」として採択された「次世代成長産業分野での事業開発・事業改革のための高度人材養成プログラム」事業の一環として、IT及びマネジメントを駆使し、事業開発を実践できる人材の養成のために、「戦略」+「技術」を学ぶ「事業アーキテクト」コースを昨年度(平成27年度)から新規に設置しています。
情報アーキテクチャ専攻では、IT高度専門職技術者「情報アーキテクト」の養成のため、IT・マネジメント等の「技術」に関する約50科目にも及ぶ科目が準備されていますが、「事業アーキテクト」コースのための教育プログラム設計にあたり、スタートアップ戦略特論、マーケティング特論等の「戦略」に関する科目等、10科目を新設し、またMBA(経営学修士課程)等で活用されているケースメソッド等を参考にした新しい教育手法(事例研究型科目)を開発しました。
カリキュラム
□ 新設科目
- 経営戦略特論
- スタートアップ戦略特論
- マーケティング特論
- リーダシップ特別講義
- ITソリューション特論
- 事業アーキテクト特論(次世代成長産業)
- コンセプトデザイン特論
- 事業アーキテクチャ研究(事例研究)〈事例研究型科目〉
- 事業アーキテクチャ設計(事業設計)〈事例研究型科目〉
- 事業アーキテクチャ特別演習1〈PBL型科目〉
- 事業アーキテクチャ特別演習2〈PBL型科目〉
□ 情報アーキテクチャ専攻 既存科目(準推奨科目)抜粋
- 情報ビジネス特別講義4(事業戦略)
- 情報システム特論2(業務改革)
- 情報アーキテクト特論2(事業提案)
- 情報ビジネス特別講義1(法規)
- 情報ビジネス特別講義2(会計・財務)
- 情報ビジネス特別講義3(組織)
- IT特論
- プロジェクト管理特別講義
- プロジェクト管理特論1
- eビジネス特論
- サービスサイエンス特論
- 情報インタフェースデザイン特論
- CIO特論
- 標準化と知的財産
- 情報技術者倫理あるいは技術倫理〈必修科目〉
昨年度は最終的には10名の学生が事業アーキテクトコースを履修し、うち9名が事業アーキテクトコースの研究室(PBL)に配属されました。
当「事業アーキテクト」コースは、情報アーキテクチャ専攻及び創造技術専攻の両専攻横断型教育プログラムとして設置されているため、どちらの専攻に所属していても選択することができます。今年度夏期の大学院説明会は以下の日程で開催します。
関連URL等
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■ 事業アーキテクトコース Webサイト http://bds.aiit.ac.jp/
文部科学省「高度人材養成のための社会人学び直し大学院プログラム」
文部科学省「高度人材養成のための社会人学び直し大学院プログラム」は、大学院と産業界等が協働して、社会人のキャリアアップに必要とされる高いレベルの知識・スキルが修得できる大学院プログラムを開発・構築し、普及する取組によって、成長分野等での高度人材養成を図るとともに、大学院教育(修士課程レベル)での社会人の学び直しを推進することを目的とする事業です。64件の提案のうち、本学が提案した「次世代成長産業分野での事業開発・事業改革のための高度人材養成プログラム」事業等、14件の事業が選定されました。14事業のうち、本学及び自治医科大学が大学院学位プログラム開発の事業です。
■ 文部科学省Webサイト http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/manabinaoshi/index.htm